狂言にはお酒を題材にしたものや、お酒好きの人物がよく出てきます。お酒に酔った時の陽気さ、
気待ち良さが、狂言のストーリーの楽しさ、面白きに共通しているのではないでようか。
太酒飲みの太郎は、酒を飲んではいつも悪いことばかりしているため皆に嫌われ、悪太郎と
呼ばれています。
今日もえ酒を飲み、道の真ん中で寝ている太郎を見つけて困り果てた伯父は、太郎の髪の毛を
剃り、僧の姿にしてしまいます。
日が覚めた太郎は僧の姿をした自分に驚き、元に戻して欲しいと伯父に迫りますが、説得され、
修行僧になる決心をします。そこで、伯父につけてもらった僧名が「ナムアミダブツ」。
そんな太郎のもとへ、「ナムアミデブツ」とお経を唱えながらお坊さんが通りかかったから
話がややこしくなっていきます。
見所
御坊と太郎のなぶり合い
木遣り念佛、相撲とり節、はやり歌、飛び団子節、等など、二人の芸能合戦
色々披露する悪太郎ですが、お坊さん、あなたも結構遊んでますナ。
そうでないと、こうはたくさんの歌を覚えられませんゾ。