大名の屋敷の庭に、見事な牡丹が満開の花をつけました。しかし、その庭の牡丹を、毎晩獅子
がやって来ては荒らしてしまいます。
そこで大名は、太郎冠者に獅子を生け採りにするよう言い付けます。
太郎冠者は、色々な方法で獅子を捕まえようとしますが、なかなか捕まえることができず、
とうとう取り逃がしてしまいました。困った太郎冠者は、しかたなく獅子の真似をして遊び始めて
しまいます。
頭・尾、二人により演じられるこの獅子役は、危険で、体力、技能、共に大変難しく、永年の
経験・勘を必要とします。獅子のはやしの笛・太鼓は、この演目独特のものです。
見所
これで捕ってやりましょう
太郎冠者は獅子を生け捕りにするために、トリモチ竿を使ったり、箕を使ったりと、いろいろ
挑戦してみます。
その間に獅子は色々な芸を披露しますが、内側がどうなっているのかは分かりにくいものです。
実は、前の人の背中の上で逆立ちをしたりと、いやはや、昔の人の力学、体操方法には
感心させられます。