高齢である伯丈の長寿の薬に、でんでん虫の黒焼きがえいと聞いた大名は太郎冠者を呼んで、
でんでん虫を補りに行かせようとします。ところが、チヨット扱けている太郎冠者は、でんでん虫
というものを知りません。
そこで、大名からでんでん虫の姿・形を聞かされた太郎冠者は、さっそくお屋敷の裏山まで
探しに出かけます。
やがて、竹やぶの中で眠っている山伏を見つけました。大名から聞いたでんでん虫の姿・形と、
山伏の姿・形を照らし合わせると・・・。
おっちょこちょいの太郎冠者と山伏のかけあいや、『でんでん虫々、でで虫、で虫。南も風も
吹かんのにデナ、カマ、ぶち割ろう』(南もふらない、風も吹かない。角も出さないのなら、
殻を割ってしまうぞ)とにぎやかに歌い踊る姿が面白い演目です。
見所
大名までも浮かれてしまう
何度叱っても山伏にのせられ、浮かれて踊るる太郎冠者。
でも、この狂言で一番面白いキャラクターは、実は、大名だったんですね。