能や歌舞伎などでもよく演じられる、お馴染みの演目です。
道成寺に新しい釣り鐘が奉納きれました。一朗と陀坊主は師匠坊に女人禁制をきつく言いつけ
られたにも関わらず、その言いつけを破り、美しい白拍子を一人、山内に入れ、鐘の供養にと
舞をまわせてしまいます。
ところがこの白拍子、実は鬼神の化身だったのです。鬼神は二人を眠らせて鐘を落とし、
その中に身を隠してしまいます。
それを聞いた師匠坊は、今まで長い間、鐘の供養がなかった訳は、その鬼神の怨念ためだった
事を二人に説明し、念仏の力で鐘を上げ、中から姿を現した鬼神と戦います。
見所
逃げる陀仏坊、追う鬼神
一番弱そうな陀仏坊を、鬼神は必死に追いかけます。
実は、この場面は「七回り」と呼ばれ、鬼神が陀仏坊を追いかけて舞台をおよそ七回まわるという
意味で陀仏坊役が体力の限界を感じて座り込むまで、鬼神は追い続けます。
この狂言一番のやま場です。