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 坂東方のお坊さんが堺、住吉、天王寺へと参詣の旅にでかけます。
このお坊さん、修行中であるために貧乏で、途中で立ち寄った茶店のお茶代も払えません。
お坊さんにあきれ顔の茶店の主人も、きすがにかわいそうに思い、この旅先にある
神崎川の渡しの船賃を、無料にする方法を教えます。
 それは、洒落好きの船頭のために、古の名将平薩摩守忠度に引っ掛けて歌った句
『平家の公達薩摩守心と問わばただのり』と洒落で船賃をただにしてもらおうというものでした。
ところがこのお坊さん、ふとしたはずみにこの洒落を忘れて、間違ったふうに覚えてしまいます。

見所

逃げる坊主に、追いかける船守
実は乗り逃げなのに、御坊の愛すべき性格と、彼の懐の中の事情を知っている関係上
思わず、「逃げろ−」などと叫んでしまいます。
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神崎渡し