『えんま庁』『悪鬼赤鬼』(現在未復活)など、ゑんま堂狂言らしく鬼の出演する演目が数番
ありますが、この狂言もその一つです。
鬼の待つ六道の辻に、亡者が一人落ちてきました。鬼は亡者をせめようと鉄杖をふりあげますが、
亡者のとなえる念仏のカに、どうしても負けてしまいます。かなわないので鬼は亡者を極楽へ
行かせようとしますが、亡者は地獄で苦しむ多くの罪人を念仏で助けようと策を練ります。
ご詠歌や江戸時代にはやった『大津絵節』が盛り込まれた、楽しい狂言です。
見所
鬼が亡者を責めつける
「近い八万地獄へ、落って失しょう−。」と、鬼が亡者を押さえ付けます。
身動きできない亡者の運命やいかに・・・なんてことは考えますまい。