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お寺を舞台に、少しとぽけた愛嬌のあるお坊さん『さんみさん』(仏教では、若い僧のことを
沙弥〔しゃみ〕と言います。)が登場します。
 あるお寺の住職が高齢のため、さんみさんに寺をゆずることにしました。ところがこのさんみ
さん、一本しかないお寺の傘まで気軽に貸し出してしまいます。
 そこで師匠坊に、今後誰かがお寺の傘を借りにこられた時は『もしもこれから傘などを借りに
参られたら、傘はこのあいだ逮夜(命日の前日)に参り、おり節、道にて雨にあい、待ってかえって
縁側に干しておいたら、比叡山おろしがどっときて、宙へ舞い上がり、落ちたところが骨はほね、
紙はかみとバラバラになりましたによって、荒縄でひっくくり、天井裏につりさげてござれぼ
今日のお間には、相なりませぬ』と言って断るよう教えてもらいます。
 そこへ今度は、馬を借りにお客様がやってきて・・・。

見所

えんま堂狂言一番の美人登場
それは檀家の「おなあ」さん。登場するだけで、思わず微笑みが・・・。
色々な仕草や話し方が愛嬌いっぱいで、お客様や保存合の中にもファンがいっぱいです。
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寺ゆずり