(寮母さん)

一・桜の花が 咲き始め 春だと言うのに
  肌寒い 寒がりゃの この俺に
  愛の温もり 教えるような 気遣う心の
  寮母さん わざっと いじけて あまえても
  そおっと 優しく包んでくれる
   お袋みたいな 寮母さん

二・目覚めの朝の 杉ばやし ことりのサエズリ
  耳すまし 一人ぽっちで いる俺に
  愛のふれあい 教えるような 真心こもった
  寮母さん 一人 孤独で いる時も
  そんなおいらを 励ますような
  女房みたいな 寮母さん
                        
三・真夏の暑い 夜勤明け 照らす太陽
  辛すぎる 一人初めて した夜勤
  胸が震えて 止まらぬような 優しい心の
  寮母さん 介護 介助の やるせなさ
  愚痴の一つも 零さぬような
  娘みたいな 寮母さん

.      (だめな女)      

一,女ごころに 夢ごころ 一人寂しく       作 詞・安藤正男
   寝る夜は 頬にいっぱい 涙溜め      作 曲・里見 更
   母の帰りを 待ちながら
   ああ…待ちわびて 逢えば あまえて
   抱かれたい 逢わなきゃ 悲しみ
   とぎれる ばかり あああ…・だめな女ね
 
二,女ごころに 春がくる ふらり立ちよる
   居酒屋で 故郷なまりの 恋しさに
   つのる話しで 二度三度
   ああ…寄り添って 惚れた 貴方に
   抱かれたい ふられりゃ やあぱり
   溜め息ばかり あああ…・だめな女ねえ
                                
 三,女ごころに 雨がふる 今度こそはと
    きめたのに いつも幸せ この手から
    落ちてこぼれて 逃げて行く
    ああ…坂道を 苦労 背負って
    生きて行く 私にゃ 消せない
    古傷胸に あああ…だめな女ねえ

       (恩 人)
                          
  一・貴方にひとめで 逢う日から
    なぜか勇気が わいてくる 
    切ない 悲しみ あじわいながら
    流す涙を かみしめて 私を愛して
    くれた人 そんな貴方に しがみつき
    なぜか勇気がわいてくる   
    なぜか意欲もわいてくる
                      
  二・命の とうとさ 知りながら
    胸の中から こみあげる 
    喜ぶ涙で みちあふれても
    流す涙を かみしめて 優しく愛して
    くれた人 そんな貴方に あまえたり
    なぜか勇気が わいてくる
    なぜか意欲も わいてくる
                       
  三・生きてく 希望の ないままに
    幸せだけが 通り過ぎ    
    苦労の 重荷を しょつたまま
    離ればなれが 辛くても 優しく愛して
    くれた人 愛の夢の ときめきを
    なぜか勇気がわいてくる    
    なぜか意欲もわいてくる