





















4.9月22日
朝6時半、やはりこの時間に起きてしまう。メールをチェックし、シャワーを浴び朝食後、チェックアウトです。昨日の会社の車でおばちゃんが茶山という町まで行くそうなので、私もそこまで同乗し、茶山からバスにて深センに行くことにしました。車に揺られること1時間、ようやく茶山に到着です。深セン行きのバス乗り場で切符を買い、10分ほどでバスが来ました。このバスは深センと香港の国境の羅湖というところまで行き、そこからは徒歩で香港に渡り、香港に入ったらKCRという電車で市内に行くという究極のボーダー越えです。
深センの町は日々変化している。新しいビルをどんどん建て、バブル絶頂期です。半年来ないと町の景観が変わってしまいます。一昔前は香港から深センに入ったとたん、物乞いに囲まれ小銭をせびられたものです。ゴミ箱をあさり食物を探す人、猿を連れて芸をさせお金を集める人、子供に粗末な格好をさせ物乞いさせる人などかなり乱れていましたが、今はだいぶ発展してきました。
バスは羅湖商業城というビルの1Fに着きます。この1Fは無数の地方からバスが集まるところで、排気ガスが充満していてバスを降りたら直ちに避難が必要です。ここから2Fにあがり、羅湖口岸というビルに向かいます。2Fが中国出国で、1Fが入国です。外国人と書かれた出国審査の列に並び、あっという間に出国完了です。3Fにあがり、どぶ川にかかった橋を渡れば地図上は香港です。今でこそその橋にバリケードがあり、どぶ川の臭いはしないが、ちょっと前までは何もなく、鼻をつまんでこの橋を渡ってました。税法上も無国籍ですので免税店なども一応あります。香港の入国審査もスムースで、入国後ディズニーランドの案内を配っている人がたくさん居ました。電車に乗るため、前回紹介したオクトパスカードにHK$100をチャージし、ホームに向かいます。私はいつも頭等(日本でいうとグリーン車)に乗り込みます。この電車、スリなどが多いので安全上頭等に乗るようにしています。以前に普通車に乗っているとき財布をすられそうになったことがある。このときジーパンがきつく、スリが一発で財布を抜けなかったので私が気づき、スリが逃げて行ったということがあった。それ以来、頭等に乗るようにしている。
この電車で九龍塘まで行き、そこで地下鉄に乗り換え尖沙咀(チムサーツイ)に行きます。尖沙咀は香港随一の繁華街です。香港名物、道に突き出した看板の下を2階建てバスが通り抜けるネイザン通りがあり、いつ来てもごった返しています。ネイザン通りには無数の小道があり、この道には偽物ロレックス、ルイヴィトンなど無法地帯です。でも、この偽物商品は深センで同じものが5分の1〜10分の1程度の価格で販売されており、香港ではすべてにおいて価格がつりあがっている。地下鉄を降り北京道を行くとHMVがあり、そこの対面のビル6FにH.I.S.があります。そこで明日の温州行きの飛行機チケットを買い、今日の宿泊予定のAnne
Black Guest Houseに向かいます。先ほどの道を少し戻り、地下鉄で旺角まで行きそこから徒歩です。案内には10分と書いてありましたが、とんでもございません。重たい荷物をコロコロ転がし、20分は歩いたでしょうか、ようやく到着です。