千利休太祖の地「里見郷」の復興を目指し 榛名まちづくりネット代表 芹 渾 優
 「榛名まちづくりネット」は、地域の様々な分野で活躍する人々によるネットワークとして平成9年4月に誕生し、活動展開してきました。
現在、榛名町に関係の深い里見氏について研究しています。
『南総里見ハ犬伝』でおなじみの里見氏は、平安末期、新田義重の予てある義俊が、榛名里見の地「里見城」に居を構え、その地名を氏にしたのが始まりとされています。
 また、茶人千利休の太祖は「里見義俊」であると裏千家家元がその事実を認知されました。「榛名まちづくりネット」では新たに「茶聖『千利休』のルーツは里見にあった!」を取り上げ、時代背景を見据えながら、地域活性化の資源として活用したいと考えています。
 利休が築き上げた「詫び」・「寂び」の世界は、上州の風土と深く関わっており、そのDNAが現在にまで引き継がれているとも言えます。
 里見氏のルーツである地元として、この由緒ある「里見城址」を中心とした「里見郷」を核とし、里見氏に関わる研究や城址の整備、南総里見氏づが拠点とした千葉県‘館山市との交流など、新たな文化発信活動を展開していきたいと考えています。

●毛野中世の武士団と千利休への系譜(PDF)をご参照下さい