長一小の自然 その4 夏〜    
 
1前日の夕方葉の上には糸で足場が作られている。 2:蛹化が始まった。 3:尾部にかぎ状の突起が見える。 4:尾部までぬけがらが移動 5:「蛹化突起」とよばれる部分のはたらきで、葉から落ちない。  6:尾部の突起を糸にかけ、固定を始める。
7:体も大きく動かし、突起を足場に何回もからませる。  8:ぬけがらが落ちた。  9:蛹化に気づいてから約8分、体の固定が終了。  10:蛹化が始まってから約15分。  11:約45分後、だいぶ蛹らしい形になった。  12:頭のてっぺんがさけたぬけがら。 
   
 
 もう一匹の前蛹は、7月2日の午前中、野球の練習で学校に来ていた人たちと見たときはまだ幼虫のままでした。まだだいじょうぶだろうと話して別れましたが、午後になると急に変化が始まりました。 まだカメラも心も撮影準備中だったので、はじめの様子がピンぼけになってしまったのが残念でした。

 オオムラサキなどタテハチョウの仲間は、モンシロチョウやアゲハチョウとちがい、頭を下にして蛹になります。幼虫は脱皮中なぜ落ちないのか、ぬけがらだけどうして落とせるのか不思議でしたが、いちおうこの問題が解決できたのはラッキーでした。
 この落ちない理由に興味をもった人は、「蛹化突起」「オオムラサキの蛹化」などを検索ワードにして調べてみてください。(7/12)
   
 
 蛹の蛹化突起の写真をとりながら、先日林地区のケージで見た蛹にくらべると、まだ羽のもようが見えるなどの色の変化が見えないので、安心?(油断?)していたところ、朝には羽化を終え、羽をのばしていました。 やや暗い場所だったので、写真もあまいピントになってしまい残念でした。
 羽を開き始めると、むらさき色は見えず、性別はメス。幼虫のころには角が曲がっていた個体ですが、特に異常はないようでした。
   
 
 7/5:林地区 7/12:羽化前の夜  7/12:ネットの中の個体 
 写真左は先日、林地区で飼育している方のケージの中で見せてもらった蛹。羽の色がかなりよく見えていますが、まだ羽化していません。
 写真中は羽化した蛹。よく見ると羽のもようも見えるようです。
 写真右はエゾエノキのネットの中の蛹。今日羽化した個体は蛹化後約10日でしたが、こちらは約12日が過ぎています。
 いろいろな条件によって差があるようですが、もう一匹も気をつけて見ていきたいです。(7/13)
   
 
 14日の午後、残りの蛹も色が変わりはじめているようなので、教室に移しました。
 今にもはじけそうにふくらんだ蛹は、4時半ごろから羽化をはじめました。蛹にわれめが入ってから体が出るまで約2分、その後は、はねをゆっくりとのばしていました。体を4本の足でささえているのもよくわかります。  
   
   羽化したオオムラサキは今度もメス。いろいろ相談しましたが、次の日に放すことにしました。
 しばらくは手の上にのったままでしたが、やがて東のぞうき林にむかって力強く飛んでいきました。(7/14・15)
 
羽化の様子をスライドショーにまとめました。
  (右の写真からもリンクしています。) 
   
   
       
  長一小の自然その4