11月「学級経営のノウハウを盗め」      
※一読者の方から「このページが配色的に読みづらいのでは?」という指摘がありました。ということで、今回からシちょっとだけ配色を変えてみましたがいかがでしょうか??ご指摘ありがとうございました。どんどんご意見下さい。

研修で出逢ったたくさんの方から学ぶ学級経営
この研修を通して、本当にたくさんの方々との出会いを作っていただいた。社員の方々はもちろんのこと、お客様とのやり取りの中でもたくさんの方と出会うことができた。この素晴らしい出会いの中から学級経営の手法を盗んでみようと思う。また、その出会いは、自分自身の生き方も変えていけるほどの力を持っているような気がする。

法人営業部長
毎日仕事が始まる前には担当内のミーティングが実施され、それぞれの仕事内容を確認し、周知する。しかし、週の始め月曜日には法人営業部全体のミーティングがある。周知事項と共に、部長からの話がある。何となく今では部長の話が聞けるぞという喜びが理由なのか、私は全体ミーティングがある月曜日がとても楽しみなのだ。
部下が事故に遭わぬよう、度々声をかけてくれる。その言葉は「お前ら事故を起こすんじゃないぞ」という上からの押し付けでは決してない。「オレの愛すべき皆さん、絶対に君たちを事故でケガさせたくはありません。事故で皆さんを失いたくはありません。」そんな気持ちを感じる。一言一言に本当に温かみのある気持ちが込められている。
そんな部長は、お客様に対しても、いつも丁寧に頭を下げ、心から「毎度有り難うございます」とお客様を敬う。お客様にクレームをいただいた時、機器の故障等でお客様にご迷惑をおかけした時には部長自らお客様に出向き、頭を下げてくる。そんな部長を社員の方々は心から信頼し、思いきり仕事ができるのではないだろうか。
かといって、決して仕事人間ではない。遊びに関しても、お酒に関しても"思いきり"という意気込みを感じる。部長は単身赴任で群馬に来て、まだ2年足らず……。にも関わらず、群馬のことは地元の人間よりも詳しい。群馬の穴場をよくご存知だし、群馬の中の知り合い、友達、飲み友達をたくさん持っている。といってもただ遊んでいるだけではない。遊びながら、飲みながら、色々な営業素材を探し、新しい施策を常に企てている。
一度、公営のコテージでの宿泊に誘っていただいた。その時には愛用のマイエプロンを持参して、料理の腕を振るってくださった。夜中の(朝の??)3時4時まで酒を酌み交わし、語り続けた。すごい魅力を感じるなあ。
まさに時間をうまく使い、楽しく仕事をしている、そんな雰囲気を感じた。
しかし、決して自分勝手に群馬でエンジョイしている訳ではない。家族のこともとても大切にしている。時々群馬に家族を呼び、お子様にも群馬の色々な場所を紹介しているようだ。
そんな人間的な魅力は、人間を引きつける一番の力になるのだろう。
自分には子どもを引きつけるだけの人間的な魅力があったのだろうかと改めて反省させられる。そんな魅力のない人間が、「あれやりなさい」「これはやってはいけません」なんて言っても、上からの押しつけにしかならなかったのだろうなあ。

課長
次から次へと新しい施策を頭の中に描いている。複数の仕事を抱えていても、次々にてきぱきとうまくこなしていく。仕事に関しては本当に厳しい。時には会社の施策に対しても批判的に意見している時もある。それは会社を愛しているからこそ出てくる言葉だと思う。
部下に対しても注意することもある。しかし、この時には決して怒っている姿を見かけた事はない。冗談混じりにユーモアを交えながら、優しく……、とは言っても厳しく注意を促していく。
NTTの仕事に対して誇りを持ち、自ら今の仕事を楽しんでいるようだ。

直接面倒を見ていただいた担当の方
今の仕事をとても楽しんでいるという印象を感じる。かといって、この仕事に長く携わっている訳ではない。今まで故障受付から交換機の工事、設備投資計画等、色々な仕事に携わってきた。もちろん、今までやってきた仕事はどんな仕事でも全て自分のものにしてきている。新しい商品が出ればすぐに勉強をし、その商品についての知識を頭の中に入れておく。もちろんお客様への説明も、専門家による難しい解説ではなく、素人にも分かり易いようにと工夫している。
自分が担当している商品に対しては他の担当者にも理解してもらいたい、お客様にも新しい商品を使っていただきたいと、社内で何度も勉強会を企画する。
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大人を引き付け、指導し、引っ張っていく事はかなり難しいことであると思う。40人以上のこの法人営業部という学級を見事にコントロールし、担任がいなくても同じ方針で自立していく事ができる。そんな魅力がこの法人営業部という学級にはあふれていると思う。それには、やはり部下を愛し、指導する立場の人間がその仕事を楽しみ、活き活きと仕事をしていかなければならないのだろう。

ここに紹介させて頂いた方以外にも、本当に魅力的な方々の集まりだと思っている。そして、一人一人、自分の仕事に誇りを持ち、お客様を大事にし、今の仕事を思いきり楽しんでいらっしゃる。
この姿を見ていると、子ども達には本当に「自分がやっていて楽しい仕事」に就いて欲しいと思う。自分の目的を探し、自分にあった仕事は何かを見極めそれを楽しんでいく。そんな子どもを作っていきたい。また、社会に出す、企業に出す我々の役目なのかもしれないと思っている。

やはり時間が欲しいです
今月になって新しい担当への異動になった。ここではセキュリティーの勉強をさせていただくことになった。担当課長からは「まずはブラインドタッチができるようになりなさい」と言われ、練習を始めた。自分では少しは自信はある方かと思っていたが、いざ、「キーボードを見ないで」となるとどうしてもつまずいてしまう。今までにも「キーボードの練習をしたいなあ」「ブラインドタッチの練習しようかなあ」と思ったことはあったが、いざ練習を始めると、頭の中に「明日の授業どうするの」「指導案書かなきゃ」「原稿の締めきりが明日だよ」と言葉がグルグル回り始めると、そんな短時間では上達することのないキーボード練習をやめにしてしまうのである。
ブラインドタッチをマスターしてしまえば仕事の能率も向上するのは分かってはいるのだが、ついつい目先の仕事に一生懸命になってしまい、いつも後回しにしてしまうのである。そんなことで、いつまでたっても壁が越えられなかった。
そんな私に与えられたこのチャンスの時間を有効に使わなければ……。きっと、もうこんな時間をもつことはできないだろう。
とは言うものの、やはりこれだけのゆとりの時間を作っていかなければいけないなあと感じる。今回の研修で、社員の方々には本当に申し訳ないと思うが、100%任されている仕事がなく、また、いくつもの仕事を並行して行うこともないので、時間的にはかなりゆとりがある。そんなゆとりの時間にボーっとした時間を過ごしたり、家のことを考えたり、子どものことを考えたり……。また、季節を感じたり、人間ウォッチングができたり……。そんなゆとりの気持ちをも持つことができたのはこの研修のおかげだと思っている。このゆとりの時間にも本当に感謝している。
やっぱり、人間には、ゆとりが必要なのだろう……。