8月「それぞれの夏休み」      
8月といえば、子どもたちの楽しみな夏休み。普段とは違う8月を過ごしていると、いろいろな夏休みが見えてきました。

子ども達の夏休み
普段の通勤電車は高校生でいっぱいになるが、夏休みも半ばを過ぎた頃には、補習授業もなくなったのか、すっかり高校生の数が減っている。その代わり、時々出会う小学生の姿が気になり始めた。
この日も子どもとそのお母さんに姿に気がついた。学年は年生ぐらい。小さなメモ帳を膝に置き、メモをとっていた。決してきれいな字ではなく、もしかしたら、再三先生から「字が汚いねえ」と注意されているのかもしれない。覗き込んでみるとどうやら、停車した駅名をしきりに書き込んでいるようだ。スタートは「栃木駅」。「6時○○分発」という文字も見えた。朝早くに家を出て来たらしい。今停車した「井野駅」を書きこみ、「次だね」とお母さんに話しかけていた。
この子のこのノート、もしかしたら「ぼくの夏休みの旅行」などと題して、夏休みの自由研究にするのかもしれない。しかし、オレだったらこのノートを「汚い字だなあ」「ノート一枚だけかよ」「時刻表調べれば出ているだろう」などと言って、この子の自由研究をいい加減に扱ってしまったかもしれない。この子にとっては力いっぱいの努力作品なのだろうと思う。
子ども達が頑張って持参した夏休みの作品。その背景までも読みとってあげて賞賛してあげなければいけないなあと反省した。

同じ電車の中に、大きな荷物を肩にかけた、5年生ぐらいの男の子を見つけた。あの大きな荷物は確かにお泊りグッズだろう。夏休みを利用しておじいちゃんちに泊まりに行くのだろうか。最近は車社会。どこに行くにもドアツードア。そんな中、どこから乗ってきたのか、この先どこまで行くのかわからないが、子どもがたった一人きりで電車に乗り、旅行をするなんてたいしたもんだ。これがたとえ、前橋から高崎までの10分あまりの旅行だとしても子どもにとっては大きな冒険旅行なのだと思う。まさに生活科の授業、まさに総合的な活動そのものだ。
「夏休みは、この時にしかできないことをさせてあげてください……。」そう、お父さんお母さんにお話していたが、ここに、それを実践している方がいらっしゃって、ちょっとうれしくなってしまった。

わが街の夏休み
群馬県では、各地で様々な“まつり”と呼ばれる行事が開催される。以前の勤務地太田、大間々では、教員という立場で「校外パトロール」と偉そうな名目をつけてまつりを見にいった。子ども達に配る「夏休みの過ごし方」なる手引書には「地域の行事にはたくさん参加しましょう」などと掲げているにもかかわらず、恥ずかしながら、実際に自分がそれらのまつりに参加することはなかった。
この素晴らしい故郷を思い出に残していくために、もっと欲を言えばこの故郷を愛し、再びこの故郷に戻って来たいと思う気持ちを植えつけるために、このようなまつりを大切にしていきたいと思う。その仕事に一役買ってくれているのがこのNTTやその他色々な企業だ。

今回高崎まつりに参加させていただいた。高崎まつりではNTTや、郵便局、地元銀行など多くの企業が神輿を参加させていた。たくさんの社員、職員が大きな神輿を威勢良く担ぎ、街中を練り歩く。NTTの神輿は実に立派な実に重量感のある神輿だ。こんな形でも地域に貢献している。
「地域の行事に参加しましょう」と子ども達に呼びかけているにもかかわらず、我々教員は「監視」役で参加する程度。もっともっと学校区の行事、そして自分の居住地の行事にも大いに参加していきたいと思う。

大学生の夏休み
NTTでは、大学生のインターンシップを受け入れている。今回これに参加したのは県内の大学2年生と短大1年生。「小学校の先生が教えた子ども達が、将来どのような大学生に育っているのか、見ておくといいんじゃないですか。」との、NTTの計らいでこの学生さんたちと一緒に研修に参加させていただくことになった。月曜日から木曜日までの4日間、共に行動し、ちょっと学生に戻った気持ちになった(かなり無理はあるけど)。せっかくの機会だという事で、学生さん達に小学生の時の事を思い出してアンケートにも答えていただいた。
NTTでは、このようなインターンシップの受け入れを積極的に行っている。今年度は10月にもまた2校の学生さん達を受け入れる予定になっているようだ。中学生の職場体験も何校か受け入れてくださっている。私のような教員を受け入れてくださっているのもそうであるが、本当に“余計な仕事“にもかかわらず、こんなにもたくさん受け入れてくださっているのは本当にありがたいことだ。学校も、教員も、もっともっと社会に貢献していかなければいけませんね。

教員の暑い夏
学校は夏休み。「少しは落ち着いた日々を過ごしているだろう。今回の学校勤務日は職員とゆっくり話ができるかなあ。」と楽しみにしていた8月の学校勤務日。しかし、残念ながらそうもいかないようだ。いつも以上に忙しそうに動き回っている。パソコンとにらめっこしている。何人かが集まって研修の課題を話し合っている。もちろん2学期の準備を始めている職員もいる。せめて夏休みぐらい、もっとゆっくりと休んでほしい……、とも思うが……………………。(こんな事思ってしまうのは、まだ自分自信に甘さが残っているからなのかなあ????。)

夏休みって何の事??
NTTでは我々教員と同じように5日間の夏休みをとる事が出来るらしい。自分でもお盆の時期に5日間の休みをいただいた。土日を含めて9日間の連続した休みを取ることができた。仕事の事を気にすることなく、研修の宿題を気にすることなく、初めて頭の中を空っぽにできた9日間だった。しかし、気になったのは、そんな中買い物に行く店では、店員の方々がいつもと同じように忙しそうに働いている(いいえ、もしかしたら、お盆の時期でもあったので、いつも以上に忙しかったかも)。この方々に夏休みはあるのだろうか……??。みんながみんな、連続した休みを取っていたのでは、店の営業に支障が出てしまうのだろう。
もちろん中には1週間以上の夏休みを取れる会社もあるだろう。会社全体が一斉に夏休みになる会社もあるだろう。連続した夏休みを取るのが難しい会社もあるのだろう…………。