●概　要：

伝統的な集落に出かけると、なんともほっとするような心地よさを感じることがあります。集落では、特別なプロがいなくとも、見事に調和の取れた、まさにエコロジカルな環境が創造されています。
それは、どうしてなのか？今回の講師である甲斐氏は、かつての集落の世界では室内気候を快適に保つためには、外の環境との積極的な関係を築かなければならない必然があり、その必然性が豊かな集落の環境を生みだしてきたと指摘します。
　目ざましく進歩した現代の建築技術は、外の環境への依存度を大幅に低めました。その結果、外の環境との関係性をもつことの必然性が失われてしまった現代都市において、環境創造には、意図的な「戦略」が必要になりました。　
その戦略とは何か？それは、個人個人の「豊かさ」へのこだわりを今以上に追求することだと甲斐氏は言います。個人個人による「極楽的エコ住宅」の追求が、ひいては都市環境の再生へとつながるという戦略論を提唱いただきます。

　講師：甲斐　徹郎氏（かいてつろう）株式会社チームネット　代表取締役

・都留市立都留文科大学文学部社会学科講師・多摩美術大学造形表現学部デザイン学科講師

・ 環境共生型コーポラティブ住宅「経堂の杜」事業着手

・環境共生型コーポラティブ住宅「松陰エコヴィレッジ」事業着手（2003年9月末竣
工予定）

日　　時：　平成１5年10月18日（土）13：00〜15：00　(受付12：30〜12：55)

会　　場：　パークホテル　楽々園　（敷島公園内　ボート池南）

　前橋市敷島町３７（�� ０２７-２３１−４８７６）　駐車場　　敷島公園内駐車場をご利用下さい。