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文化的、歴史的に意義ある縁切寺を広く一般に理解してもらうために、平成四年の縁切寺満徳寺資科館を開館した。
歴史を語る展示物
満徳寺は、1809(文化六)年正月に隣家からの出火によって、本堂をはじめ境内残らず類焼した。辛うじて本尊や開山上人座像、歴代将軍の位脾、御朱印状などを持ち出したに過ぎない。したがって、それらが主な展示物であって、残存する寺宝は多くない。
1872(明治五)年に満徳寺は廃寺した。移築された本堂と本尊などの什物は、地元徳川町民が大切に守り、今日に伝えられたものである。
寺役場を略復元した第二展示室では、縁切りにかかわった人たちの役割を解説した。
映像コーナーでは、アニメメ「おきよさん縁切りす−徳川満徳寺縁切りの仕組み−」とビデオ「満徳寺の歴史」を常時放映する。声は市原悦子氏の吹き込みである。
エントランスホール
天樹院殿(千姫)位牌
寺役場略復元
伝千姫遺愛の愛染明王
離縁状
縁切・縁結厠
かつて満徳寺には、駆け込み門の横に[縁切り欅(けやき)]があり、縁切寺法の権威とあいまって縁切り俗信として利用されたようである。
また、大阪の持明院に「縁切厠(えんきりかわや)」があり、その中で離縁を祈れば必ず縁が切れたといい、また京都の清水寺にも、縁切り・縁結び用の厠が二か所並んで建っていたと『浪華百事談』に記述されている。持明院の縁切厠(向かって右)には、橋姫大明神が、その背中合わせに縁結びの卯之日大明神が祀られている。それぞれの縁日は巳の日と卯の日で、今も参拝の人がたえない。
こうした昔からある縁切り俗信を、現代によみがえらせたのが当資料館の縁切・縁結厠で、左右に別れず、一か所で縁切り・縁結びがかなえられるのが特徴である。
右の白が縁切り用、左の黒が縁結び用である。縁切札・縁結札に願いをこめて、それぞれに流していただき、白黒をはっきりさせて、自分の人生を一歩前進させていただきたいとの意味がこめられている。
世の中のもろもろの悪縁と縁を切ることが幸せにつながります。その意味では縁結びよりも縁切りの方が大事だともいえます。つぎのようなお願いをしてみてはいかがでしょうか。
3月の縁切りの日 20日(土)
3月の縁結びの日 6日(土)、18日(木)、
30日(火)
○独身と縁切り ●良縁と縁結び(結婚成就) ○悪夫・悪妻と縁切り ●幸せな再婚と縁結び ○寝たきりと縁切り ●ポックリと縁結び ○浪人(受験地獄)と縁切り ●目指す中学・高校・大学と縁結び ○借金と縁切り ●商売繁盛と縁結び ○交通事故と縁切り ●無事故・安全運転と縁結び ○ボギー・ダボと縁切り ●イーグル・バーディと縁結び ○いじめと縁切り ●良い友人と縁結び
このほか、酒、タバコ、ギャンブルあるいは肥満との縁切りなど、種々の縁切りをして下さい。
平成四年の縁切寺満徳寺資科館開館に続いて、かつての伽藍のうち、本堂と玄関、門・塀や庭面の復元工事を完成させた。
現在、法的に男女平等が保障されているとはいえ、実質的に男女差別がなくなったといえる状況ではない。かつて差別は男女間に顕著にみられ、縁切寺は夫の不法に泣く女を救済して、離婚を達成されてくれたのであるから、差別撤廃の原点といえる。
入館のご案内
●開館時間:午前9時30分〜午後5時まで(入園は4時30分まで)
●入館料:大人200円 小・中学生は無料(団体20人以上 大人160円)
●休館日:月曜日、(月曜が祝祭日の時は翌日)
年末年始(12月29日〜1月3日)
太田市立縁切寺満徳寺資料館
〒370-0425 群馬県太田市徳川町385−1
TEL. 0276-52-2276 FAX. 0276-52-5311
Eメール:mantokuji@k1.wind.ne.jp
群馬県太田市ホームページ : http://www.city.ota.gunma.jp/
太田市文化財課ホームページ : http://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-009kyoiku-bunka/index.html
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