転がりテスト・・つづき


転がりテストによって、空気抵抗係数とかタイヤ転がり抵抗とかが計算できてしまうと、何か他の車両と比較してみたく なるのである。
どこかのチームでその辺のデータを公開しているところはないか、探してみた。

ありました。 凄いのが・・・   ファンシーキャロル さんのホームページに載っています。

さすがに世界のトップだけあって、風洞試験とかもやっているので、そういうデータは当然なのかしら?
世界のトップと較べてどうするんだ、 という話もありますが、とりあえずやってみました。

FANCY CAROL 96年仕様
前面投影面積0.21m^2
Cd0.12 at 70km/h
重量30kg
転がり抵抗係数0.0028


これにドライバーの体重を42kgとすれば計算できます。
Cdは速度域によって違うらしいのですが、ここでは例によって大雑把な計算をするだけなので、とりあえずこの値を 使用します。
まず、転がり抵抗を計算すると、

Fr=9.8×(30+42)×0.0028 = 1.976(N)

あれ? サーフライダーより大きい。 要するに私の計算に誤差があったのね。(計算というよりプロットされた点から の速度低下の読みのあたりに誤差が多いみたいだけど)
というか、あの試験でもまあまあ近い値になってるじゃん というのが感想。
まあ、ある程度は誤差があるのは承知なので、あまり細かい点にこだわらない事にして、速度と惰行距離の関係を計算 すると以下のグラフになりました。

惰行グラフ


いやあ 恐ろしい結果です。

FC号はサーフライダーより2倍近く惰行距離がのびてます。
速度が低くなると空気抵抗の影響が減るので、両者の差は小さくなりますが、20km/h以下の範囲はあまり使わないから 関係ないので、40km/hから20km/hの領域をみると惰行距離は約2倍です。
グラフの傾きも全然ちがっています。
空気抵抗って効きますね。
理屈ではわかっているけど、こんなに差がつくとは思っていませんでした。

FC号は重量が軽いから運動エネルギーが小さいので、抵抗を受けると速度が低下しやすいはずですが、速度低下はゆるやかで、 抵抗が非常に少ない事がわかります。
前面投影面積 0.21m^2 はサーフライダーの60パーセント、Cd値 0.12 は30パーセントなので、Cd×S の値は なんと19パーセントではないか!
要するに、FC号はうちのクルマの5分の1しか空気抵抗がないってことじゃん。
横浜銀蠅ではないが、走り出したらとまらないぜ! って感じですね。

Cdの値も凄いが、前面投影面積 0.21m^2 もかなり凄い。
たぶん窮屈なんだろうなぁ。 うちのクルマはゆったりしちゃってるけど。
こんど作るときは、ギリギリまで前面投影面積を減らさないと駄目だね。
前面投影面積の数値を見ただけで大幅に負けてるもん。
Cd値は技術の違いが出るだろうけど、前面投影面積だけでも近いレベルにしたいものです。



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