3号車の惰行性能


左:3号車ゼンガー、 右:2号車サーフライダー はたして、3号車・ゼンガーの惰行性能は目標通りになったのでしょうか?
無理矢理前面投影面積を減らす事で、技術的な向上は殆ど無しに1000km/Lオーバーを狙ったクルマの転がり性能はどんなもんでしょうか?

左:3号車・ゼンガー
右:2号車・サーフライダー


1.転がりテスト

転がりテストをやってみた。
いつものように田んぼのテストコースにて。

速度推移データ

おっ 速度がなかなか下がらない! これが乗ってみての第一印象。
あまり速度が下がらないうちにコースの端まで到達してしまう。
何回か速度域を変えてとった結果をつなげたのが上のグラフです。
ちょっと つなげ方が怪しいかな? なんとも言えませんが、でもやはり転がりはいいようです。
転がりテストの巻でやったのと同じ方法で計算してみると・・・

Cd×S=0.0301
Fr=2.714N
Cd:空気抵抗係数
S :前面投影面積
Fr:タイヤ転がり抵抗

ちょっと良すぎるんじゃないの?
転がり抵抗はまあまあ妥当な数値だと思うけど。
数値はどうであれ、実際のコースを走ったときどうなるかが問題だけど。



2.ツインリンク走行データ分析

下は2004年の試走会のデータです。
赤のポイントが実測データ、青のラインがシミュレーションデータ。
上で計算した値をあてはめてシミュレーションしたら、あまり一致しなかったので、もう少し空気抵抗を増やしたらこんな感じ。

ツインリンク惰行データ

このときのパラメータは、

Cd×S=0.05
Fr=2.714N
Cd:空気抵抗係数
S :前面投影面積
Fr:タイヤ転がり抵抗

以前に、同様の方法で計算した2号車・サーフライダーのパラメータは、

Cd×S=0.1357
Fr=1.744N

2号車の計算はちょっと転がり抵抗の値が小さめに出ちゃったから、その分実際のCd×Sは小さいかもしれないけど、 その辺を考慮しても、3号車の空気抵抗は、2号車の半分以下にはなってるみたいです。
いずれの値も絶対値でみると怪しいけど、比較でみるとかなり改善された事がわかります。
因みに、2号車のパラメータを当てはめてみたのが、グラフの薄い緑の線です。



3.で、記録はどうなのよ?

  • 2004年全国大会決勝
      リタイヤ(パンクのため)
  • 2004年全国大会、公式練習
      955.408km/L
    スピードメーターが働かず、速度出しすぎ(平均速度27.81km/h)  惜しい
  • 2004年ツインリンク試走会
      917km/Lくらい
    例によって大雑把な計測だが、最後にパンクに気づき、ブレーキを掛けて止めた時点での結果。 ブレーキを掛けなければ更に半周くらい 先まで行けたので、概略970km/Lになる。 止める前は惰行が悪くなっていたので、損していたから、その分を見込むと・・・・・ 惜しい

などと いろいろ言い訳が多くなる。
1000km/L への道は遠い。






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