ゼンガー 2005年ホンダエコノパワー全国大会出場時の仕様
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2005年は天候に恵まれ、ほぼ狙いどおりの走行ができ、1189km/Lの記録を残すことができました。 2004年の仕様と異なる点 その1 ● スパークプラグ 別の車両でEFIのテストをしているなかで、試しに使ったイリジウムプラグが案外効果があった。 貧乏なので、いままで普通のプラグを使用していたが、イリジウムプラグは高いだけあっていいみたい。 でも最近は、エンジンの効率が良くなってきているので、加速テストでの消費量の測定が、だんだんあてにならなくなってきたので、 あまりデータとして載せられませんが。 効果ありそうなので、この車両にも付けてみました。 2004年の仕様と異なる点 その2 ● 蓄熱マニホールド、エンジン保温材 これも、EFIのテストの結果をフィードバックしたもの。 インジェクションだと、簡単に燃料の量を調整できるので、キャブレターではメインジェットが入手不可なレベルまでガソリンを 薄くしてテストできる。 判ったことは、エンジンが十分に暖まっていると、燃料を薄くしてもエンジンが調子良く回るという事。 つまり、暖まっていると燃料の気化が良いので、ガソリンがキッチリ燃えるのだ。 それならキャブレターだって効率が上がる筈なのです。 |
スタイロフォームの粉 |
エンジンの状態 |
スタイロフォームを粉にして、シリコンシーラントでエンジンに塗りつけている。 粉にしてしまったら、中に入っている空気が無くなっちゃうのでは? という話もあるが、とりあえずそうした。 シリンダーやヘッドだけでなく、クランクケースにもバッチリ塗ってあります。 塗り方は、まずシーラントだけを塗り、その上に粉をまぶします。 そうすると唐揚げみたいになるので、固まったらまたシリコンを塗り、また粉をまぶす・・の繰り返し。 2回繰り返すと2フライ、3回なら3フライと言う。 そして最後にシーラントだけを塗って仕上げである。 |
エンジンを暖めると調子が良くなるのは、主に吸気管に付着したガソリンの気化が進むためであると考え、マニホールドの
温度低下を抑制するために、セメントで周囲を覆っています。 フロートレベルの巻でも述べたが、エンジン運転中は燃料の気化によりマニホールドの熱がたくさん奪われるから、熱容量を 大きくして温度低下を防ごうという狙い。 セメントの量とかマニホールドのアルミ部分の厚みとかは最適値というものがあると思うが、その辺はテキトーである。 |
セメントの上にGFRP を貼った状態 |