チェックインを終え、セキュリティチェック・出国手続きをスムースに済ませ、ラウンジにて一休み。手持ちのパソコンでE-mailのチェックをし、搭乗時間を待ちます。このラウンジにはサンドウィッチやいなり・のりまきが置いてあり、朝食をしていない私にとっては非常にありがたい。時間が近づいてきたのでラウンジをあとにし搭乗口へと向かう。私は外貨の両替は必ず現地にて行う。日本ほど両替レートが悪い国はない。銀行の窓口で一旦足を止め今回両替予定のタイバーツや香港ドルのレートを覚えておき現地で比較するのが常である。
D95搭乗ゲートに着き今回搭乗するNH953の搭乗開始を待ちます。まもなくゲートが開き搭乗です。1番にゲートをくぐり搭乗します。座席に着くとCA(今はスチュワーデスと言いません)が「・・・様ご搭乗ありがとうございます。本日ビジネスクラスを担当するチーフパーサーの・・・です。」と挨拶に来ます。新聞をお願いしビジネスクラス用のスリッパに履き替え、ほぼ時間通り離陸です。今、某航空会社の不手際が公けになり航空業界不安ですが、ANA便は安心して乗っていられます。
実は今回の出張は中国に業務があるだけで、タイには仕事で行くのではないのです。チケットもバンコクの旅行会社で購入し、事前に日本に送ってもらったものです。日本で買う中国へのOPENチケットは約¥170,000、バンコクで買うバンコク経由中国のOPENチケットは約¥130,000でバンコクで買うほうが安いのです。もちろん条件固定のFIXチケットの場合は¥50,000くらいであるのですが、出張の場合日程変更する可能性があるためこのチケットは使えない。(個人旅行には使えますが)また、バンコクを経由するほかの理由があるのです。
私の恩師兼初恋の人兼憧れの人がバンコクにいるからで、この方に会いたいというのがバンコクを経由する理由であります。事前にメールやTELで会いたい旨伝え、現地で電話をいただくということで・・年ぶりに会えるのを非常に楽しみにしておりました。こんなにわくわくしながら飛行機に乗ったのは初めてでありました。この方に何かプレゼントを買っていかなくてはと機内の免税品カタログを見ますが何せどれが喜ばれるかわかりません。女性の立場から見たほうが良いと思いCAを呼びプレゼント選びです。
私「・・年ぶりに女性と会うのですが、何がいいですかね?」
CA「そうですね、何歳くらいの方ですか?」
私「・・歳です。私のあこがれの人です。」
CA「それでしたら、このペンダントはどうですか?」
私「そうですね、じゃあそれをお願いします。」
CA「心を込めて包みます」
ANAのCAの対応は非常に良いです。ぐっと来ますね。
私が事情を説明しなければ、タイに出向く買春おやじがタイのおねーちゃんに買っていくプレゼントと思われかねない。
 機内食は洋食をチョイスし、缶ビール1本飲み睡眠体制です。私はお酒に弱いのでビール1本で十分酔えます。ANAは機内食もおいしいです。すべて準備万端あとは着陸を待つだけです。
 着陸態勢に入ったとアナウンスがあり、CAに起こされリクライニングを戻します。いよいよバンコク国際空港に着陸です。