コーヒーを飲みながらPCを使用するため、電気を盗む。私のPCはバッテリーが古く、電源を入れないと30分しかもたない。スタバの紙コップは保温性が高く、なかなかぬるくならない。猫舌の私としては飲みきるのに30分はかかってしまった。しかし、8時間待ちはきつい。3Fにあがって昼食にする。米粉というものを頼んだが、私はてっきり焼きそば風のものが運ばれてくると思っていたが、米の麺のラーメンみたいなものだった。これはあまりおいしくない。半分残してあとにする。国際線ターミナルの中と外を行ったり来たりしていたが、まだ3時間有る。仕方ないので時間つぶしの最終手段、空港内の足按摩に行く。ここで90分やってもらったが、空港内は高い。しかも担当者が小費(チップ)をくれというではないか。チップをあげるほど上手ではなかったが、仕方ないので10元あげた。少ないチップに不満そうだったが、こちらはお構いなし。こういうときのためにあの偽札持っておけばよかったなと思いました。
国際線ターミナルはバンコク行きPG637便とほぼ同じ時刻に出発するマレーシア・クアラルンプール行き深セン航空の搭乗客でごった返している。我先に入り口に集まっているので、私も負けじとその集団に食い込む。まず、バンコク行きの案内があった。私は一人の欧米系の人と一緒に税関申告、チェックインをした。おかげで座席は1Dで降機は1番になれ、夜遅く到着するバンコク国際空港で早いイミグレーション通過ができる。この後セキュリティチェックがあるのだが、中国から出発する飛行機は機内にアルコールを持ち込んではいけないというルールがあるのを知っていたが、私はかばんの中にペットボトルのお茶と水を持っていて、アルコールではない飲み物は2本まで持込できるというルールも知っていた。しかし、この検査官はペットボトルのキャップを空けたので、私はこれをバンコクのホテルで飲もうと思っていたので、ここで開けられたら非常に困る。ちょっとむかついたので、それはいらないと言い放ち、搭乗口付近にある売店で同じものを購入した。今までも中国のいろんな空港を出入りしたが、アルコール以外の飲料を開けられたのは初めてであった。かばんを通す検査機はアルコール判別ができるので、そうでないものは数量をオーバーしていなければ容易に通過できた。以前にココナッツミルクのジュースを1箱(24本)持ち込もうとして、だめだと言われたが、サービスしてとお願いし、5本の持込を許可されたこともあった。ちょっとセキュリティに過敏になりすぎている感じがするが、いい加減な中国も変なところに慎重になっている。
さて、搭乗時刻となりました。バンコクエアウェイズPG637便は1時間遅れで搭乗開始、1時間10分遅れで離陸した。A320のエアバス機はいつも思うのだが、加速スタートしてから飛び上がるまでの時間が長い。「早く浮き上がれ!滑走路が終わってしまう!」と気合をいれます。その点ボーイング機は加速良くすぐに機体が浮き上がる。水平飛行に入るとすぐ、ミールサービスがあり、私はチキンライスをセレクト、行きと違って結構おいしかった。この便は中国人乗客が多いが、この人たち出入国カードの記入ができない。つまり英語もタイ語も理解できない。これがわからなくてタイに何しに行くんだろうと思ってしまう。書けない人の分をCAが記入していた。ご苦労様です。今日のCAは私が日本人とわかるとその後は日本語で話しかけていた。
PG637便は定刻より1時間遅れて0:40にバンコク国際空港に着陸した。日付は変わっていて9月28日になっていた。