多胡碑（多胡碑記念館）・吉井いしぶみの里公園

国指定特別史跡「多胡碑」は、奈良時代初期の和銅4年（711）に多胡群が誕生した時の建群の碑で、日本三古碑の一つです。高崎市山名町にある山ノ上碑・金井沢碑とともに、ユネスコ「世界の記憶」に登録されました。

「多胡碑」と多胡碑に関する資料展示を行う「多胡碑記念館」のある周辺一帯は、「吉井いしぶみの里公園」として親しまれています。

種別

国指定特別史跡

指定日

昭和29年3月20日

多胡碑記念館には、多胡碑の歴史、書道史、古代文字等の研究資料や古碑のレプリカ、素晴らしい拓本が展示されています。

吉井いしぶみの里公園では、園内の池に咲く大賀蓮（古代蓮）が有名です。

大賀蓮は、1951年に大賀一郎博士が千葉県検見川泥岩層から発掘した種子（約2,000年以前のもの）から育成したものです。6月下旬から7月上旬ごろまでが見頃です。

また、その頃には、中国原産の金糸梅やヘメロカリスも満開となります。

多胡碑に刻まれた「三月九日」に近い日曜日に、多胡碑と山上碑・金井沢碑の覆屋の扉を開けます。普段はガラス越しにしか見られない三碑を、直接見られる貴重な機会です。

多胡碑に隣接する多胡碑記念館では、地元・池地区の皆さんによる伝統芸能などが披露され、三碑現地での解説も行われます。