欠損補綴の話 インプラント編

荒木田歯科医院のインプラント治療方針

荒木田歯科医院のインプラントの臨床的な基準

 この基準は私のインプラント臨床の経験の蓄積(10年間で400本以上埋入)、さまざまな講習や勉強、さらには卒後30年の歯科臨床経験から考えたものです。

◯まずできうる限り患者さんの天然歯を残すことを尊重します。そのためには歯周治療や歯内治療等の可能性を探ります。

◯また天然歯を抜歯するか保存するかは、予防に対する患者さんの意欲や経済的、社会的な条件も重要な要素となります。

◯これらの診断の下に残せる歯と抜歯となる歯をきちんと選別し、その上でインプラントを含めた総合的な治療計画を立てます。

◯残存歯を含んだ治療計画には、必ず残存歯の歯周病治療、予防のプログラムを含みます。

◯安心安全なインプラント治療のため、CTを十分活用します。

◯基本的に全症例ノーベルガイドを用い、正確かつ迅速な手術を行います。

治療計画

 上記の準備の上で作った治療計画は

◯臼歯部のインプラントでは、できるだけ「グラフトレス」の道を探ります。すなわち骨移植などの付帯手術なしにできる方法を、ショートインプラント、傾斜埋入、歯肉形態の補綴物による再現、などにより探ります。但し、上顎に関してはサイナスリフトが非常に有効な場合が多いため積極的に行います。

◯前歯部のインプラントでは、審美的な要求にこたえるため、必要に応じて骨増生やGBR、歯肉移植などの手術を行います。

◯インプラントの数は、患者さんの手術侵襲と経済的負担の軽減のため、可能な限り少ない本数で済ませるようにします。すなわち、
  1本欠損、2本欠損ではもちろん1本、2本のインプラントが必要です。
  3本欠損以上は、できるだけブリッジの道を探ります。
  全歯欠損→4本から8本 基本的にはオールオン4
もちろん患者さんの顎骨や咬みあわせの条件、治療に対するご希望等は個人個人で全く異なります。したがって個別に、患者さんと話し合った上で計画を立て、治療計画書を作製して説明し、承諾の下に治療を開始するようにします。

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