群馬県伊勢崎市の荒木田歯科医院は入れ歯やインプラント等による再建と歯周病治療に重点を置く歯医者です
Home > 歯周病とプラーコントロールー歯周炎、歯周病、歯槽膿漏とは?ー
昔の歯磨きのCMで、「リンゴをかじると歯ぐきから血が出ませんか」というせりふを覚えている方も多いと思います。 この頃は、「歯槽膿漏」ということばが歯ぐきの病気を表わしていました。 最近ではこれに代わり「歯周病」「歯肉炎」「歯周炎」などなどの名前、また関連して「歯周ポケット」「プラーク」などのことばも、よく聞くと思います。今回はまず、これらのことばについて説明したいと思います。

人間の歯はただ歯肉から生えているわけではなく、顎の骨にしっかりと結び付いて支えられています。
しかし、歯は直接骨にくっついているのではなく、右の図のように歯根膜と呼ばれるクッション(線維組織)で支えられています。
この歯根膜には神経の末端が来ており、歯に何かが触れたときの感覚をつかさどります。
歯を支える骨は歯槽骨と呼ばれ、歯が抜けるとなくなってしまいます。
歯肉は、これらをおおう線維質の多い硬く丈夫な組織で、ピンク色の粘膜で覆われています。
これらの歯を支える骨(歯槽骨)、歯根膜、歯肉などを総称して「歯周組織」と呼びます。
「歯周病」とは、これら歯を支える組織が侵される病気の総称です。 いろいろな原因、症状のタイプがありますが、典型的には口の中の細菌が原因の炎症性の病気です。
その最初の症状としては、まず歯肉が腫れます。
この状態を「歯肉炎」といいますが、歯が汚れていると若いうちから発症します。
この歯肉炎の状態をそのまま放置しておくと、やがて歯を支える歯槽骨が溶けて、支えがなくなってきます。
これを「歯周炎」といいます。
この歯肉炎、歯周炎の初期は、ほとんど自覚症状がありません。
そのため、多くの人が気づかずに重症へと進行していってしまいがちです。
それが、歯周病が厄介な病気である理由の一つです。
この歯周炎の重症化した症状のことを、いわゆる「歯槽膿漏」と呼びます。 この歯槽とは歯が植わっている穴、膿漏とは文字どおり膿がもれ出てくることです。 歯周炎が重症化してくると、失われた顎の骨と歯根の間に溝ができ、そこに侵入している細菌によって膿が出てくるのです。 そしてついには歯がグラグラし、痛くて噛めず、抜かなくてはならなくなってしまいます。