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・根伏せ 根伏せも、挿し木や取り木同様に親木と同じ種類を増やすのに行う方法です。 時期は、3月中旬以降4月の新芽が動く時期を除き6初旬までが良いでしょう。 根伏せは、植え替えの時に長くなった根を切り取りそれを使います。 ・根伏せ作業 @.植え替え時期の親木鉢を用意(前回植え替えから3〜4年のものが対象) A.鉢から抜き取り竹串又は、割り箸等で根を傷付けないように土を落とし てゆく。 B.あらかた土が落ちたところで水の入ったバケツの中に根を入れ、上下にジャブ ジャブとゆすり土を落とす。 C.直根(太い大きな根)を切り取り、長さ約5p程度に切る。この時、少しでも小 根(毛根)が付いていた方が育ち易いです。 D.土は挿し木の土作りと同じで赤玉土(小粒)に3割位桐生砂を混ぜます。 E.容器は、大きめな育成鉢を使用。 F.切った根は、少し斜めにして片方の切り口が土の上へ3〜5mm程出るように 埋めます。 G.柿英の場合は、鉢全体に薄く水ゴケを敷き乾燥しないように注意しています。 H.日陰に置き、毎日たっぷり灌水。 |
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・鉢底にゴロ石をいれる ・赤玉土7:桐生砂3の混合 土を入れる ・根伏せ2年目の苗木を植え替 える ・根伏せから3年目、枝も一節増 えました |
・根の頭が隠れる程度に水 ゴケを全面に敷き詰める ・切った根を斜めに埋けて 頭を3〜5mmだす ・育成鉢に土を入れる |
・根が出るのは見えないが 頭から新芽がでたら大成功 ・芽がでたら水ゴケは取り除 いてください ・土に肥料(マグアンプK)を少 量入れ更に土を少し入れて から植え込む |
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・ひこばえ ひこばえとは、勢いのよい親木の土に隠れている根から新芽が伸びてきた物で、 親木と同じ柿の実が生ります。 ひこばえは、比較的太い根から生えてきますので、親木の植え替え時に、根伏せ 同様よく根の土を水洗いし、親木から切り離す際は出来るだけ小根(毛根)を多く 採り入れるようにします。こうする事でより発根が促がされます。 ひこばえの採取は挿し木、取り木、根伏せ以上に成功率の高い育て方ですが、芽 の出る場所によっては採取することにより親木を弱らせてしまうようなデメリットも あります。 ・ひこばえ採取作業 本来、親木の栄養を横取りするので、ひこばえは無駄なものとして切り除かれるも のなので採取しにくい場所は、ムリをしないで親木を大切にしてください。 ひこばえの採取作業としては、新芽の出ている根の部分を小根(毛根)を含めて 切取る以外は基本的に、根伏せと同様の作業となりますので根伏せの章を参考に 作業してください。 |
・ひこばえが親木から少し離れた位置なので採取し易いと 思われる。運がよければ3本 ゲットも期待できそう? |
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・図の矢印部で太い根を切断する ・切断後は根伏せ同様、育成鉢に植える |
・手入れを怠った為ひこばえのジャングルになってしまった。 夏場を避け、10月中旬に植え替えしないと来年も実が つかないかも? |